アガサ・クリスティーをずっと読んでいます。
あなたは叔父・伯母・従妹・従妹の子などと付き合いがありますか?
顔を見てすぐに○○おじさん、誰々の孫などと分かりますか?
私には何年も会っていない従弟や、数十年まえに一度きり顔を合わせただけの叔母さんなどがいます。
親戚の顔は覚えておかないと大変な事になりますよ~~というお話です。
そこで評価の高い「葬儀を終えて」を読みました。
「リチャードは殺されたんじゃなかったの」
有名な言葉です。ポアロシリーズ第25作目
リチャード氏はアバネシー家の当主。
「当主が亡くなって葬儀が終わり弁護士による遺産相続についての話が始まる」
という、私が大大大好きな2時間ドラマのようなオープニングです。
「リチャードは殺されたんじゃなかったの?」
なんて突拍子もない事を口走るオバサンや、
売れない俳優と結婚した姪、
自分は病弱だと思い妻をこき使うリチャードの弟など。
よりにもよってクズ!のような人たちばかりが集まってきます。
私のブログは物語のあらすじも大して書かないし、深い洞察もありません!
(シッカリした感想を読みたい人は読書感想のサイトでお読みになって下さいませ)
これって叙述トリック?犯人絶対わからないでしょう?
いや~~参った参った!
多くの人が第1位に挙げるだけのことはある小説ですよ。
自慢ではありませんが、推理小説を読んで「犯人はあなただ!」と当てた経験はワタシには一度もありません!
ボォ~としている私は読み終わっても暫く訳がわからず、ネット上の感想をいくつか読んでやっと理解する始末。
ポアロは「灰色の脳細胞」らしいが、私は「壊死寸前の脳細胞」のようです。
ネタ明かしが分かって改めて読み返してみると、あちらコチラに伏線がた~くさん。
ああ、そういう事か!
と、自分の読みの浅さを実感した本でした。
クリスティーは1ページ目から気を抜けない。
じっくりじっくり読まなければ!!
「葬儀を終えて」は数年前に読んでいました。←(途中で気付いた)
けれど、ほとんど覚えていませんでした。
もう読み返すこともないと思うので、ノートに「犯人は○○」「殺害動機は○○」と、記録しました!
犯人は淑女のよう殺人者です。