私がストレスなしでできること、それは「本を読むこと」です。
特に悲しいとき、悩んでいる時などはついつい本に手が伸びてしまいます。
本に助けられているということだと思っています。
「月に20冊ほど読む」などという方がいらっしゃいますが、私はそんなには読めなくて多くてもせいぜい月に5冊くらいですね。
読むジャンルは圧倒的に小説が多く(7割くらい)、
時々エッセイ(2割くらい)
学ばなければ!と思ったとき(たまに思うのです)は時事関係や歴史についての本
(1割)
こんな感じですね。
ポツンと存在する本や芸術なんてないのです
「世の中にポツンとただ一つだけ存在する芸術なんてない」
というような文をかなり前に目にしました
絵画であれ音楽であれ、本であれ、先人の影響をうけ繋がって存在している。
本を読めば読むほど
・この小説ってあの偉大な小説家へのオマージュなんじゃないの?
・んん?このトリックはあの本と同じじゃないの?
・同じテーマでも書き方でこんなに違うものなのか?
・この小説はアレが下敷きとなっているよね
などなど勝手に推測しながら楽しんでいます。
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急死した夫の葬式を済ませた後、浮気が発覚
そんな内容の本を2冊読みました。
1冊目は
桐野夏生さんの「魂萌え!」
![]() | 価格:693円 |

もうずいぶん前に読んだ本です。
簡単な簡単なあらすじ
60歳を目前にした主婦敏子、まじめな夫と子供二人に恵まれ特に何の疑問も持たずに
生きていました。

夫が急死するまでは、、、
死後衝撃の事実が!! (小説には「衝撃の事実」が多いのです!)
夫には長年(10年も)付き合っている女性が存在していたんです。
敏子は勿論、悲しみ、怒り、正気を失うほど混乱します。
おまけに息子、娘たちは遺産相続のことしか考えてない。
ついに夫の愛人に会いに行きます。

ふたりとも仲良くしてくれ!

できるわけがないでしょう
その後の展開は~~~ お読みくだされ!
もう1冊は
内館牧子さんの「すぐ死ぬんだから」
![]() | 価格:1,705円 |

強烈なタイトルですね。
簡単な簡単なあらすじ
主人公は78歳の後期高齢者の女性ハナ。長年夫と二人で酒屋を切り盛りしてきました。お洒落にも敏感
で実年齢より若く見られることも多い女性です。
夫の口癖は、

「ハナと結婚して俺は幸せだ」
こんな夫がこれまた急死。お葬式には聞いたことのない名前の香典が、、、
夫には長年の愛人と成人した息子がいたのです。
嗚呼~ ハナも愛人の元へ駆けつけます~
自分の身にふりかかったらどうするでしょう
誰もが「うちのダンナに限って」「浮気なんてできるわけがない」と思っているでしょう。でもこんなことは誰の身にも起こりえる話ではないでしょうか?
絶対!なんて言葉はありません。
愛人ふたりは
私がどれほど彼に愛されていたのか、
妻のあなたのことを「こんな風に言っていた」
アナタより私のほうがどれだけ優れた女性なのか。
と、言いつのります。
妻と愛人の応酬、罵りあいはとても面白い。
自分がどれだけ彼に愛され、あなたよりいい女なのか。自慢合戦です。
どのように収束していくのか。興味ありませんか?
最愛の人が亡くなっても日常は続いていくし、生きている者はこれからも生活していかなければならない。のですね。