作家・小池真理子さんの計り知れない悲しみに思う

日記のようなもの

今年の2月、朝日新聞紙上で作家の藤田宜永さんが亡くなったことを知りました。
妻である小池真理子さんの手記が寄せられていたからです。

かなり前におふたりの共著・夫婦公論 (幻冬舎文庫)を読みました。
往復書簡のような形になっていて同じテーマでそれぞれ書いていくというものでした。
とても面白く、とくに藤田さんの小池さんに対する「愛してるよ~」という感情にあふれた作品という印象を持ちました。

共に直木賞作家ですね。同じ家に作家が二人!
よくやっていけるものだなあ?と作家でも何でもない私が言うのもなんですが、、、
とても楽しく暮らしていらしたようです。

家で看取るという選択 日々弱っていく夫

2018年の春に腫瘍が見つかり今年1月に亡くなるまで小池さんはずっと藤田さんを看てこられました。
まさに見る。
日増しに弱っていく夫をただ見ていることしか出来ない。
どんなに辛かったことでしょう。

私事ですが、今年1月従姉妹が60歳になったばかりで癌のため亡くなった経験と重なりました。
病気が見つかった時点ですでにステージ4、どうすることもできませんでした。
ご主人の献身的な介護のもと自宅で息を引き取りました。
弱っていくスピードは速く、凄まじいものでした。

また素敵な恋愛小説を生み出してくださいね、小池真理子様

つい先日新聞を見ていると、「月夜の森の梟(ふくろう)」という小池さんの連載エッセーが始まっていました。(知りませんでした!不覚でした)

私が読んだ回は、
<藤田さんと共に主治医の元へ行き失意のなか疲れ切って帰宅。
「もう何も手立てがなくなったね」という藤田さんをさすりながら泣きました。>
というもの。
<けれど、急にお腹が空いてきてカップラーメンを取り出しズルズルとすすりながら、鼻水もズルズル流しながら泣きました!>
というオチがついていました。

こんなに冷静に思い出すことができるのなら小池さんも徐々に回復されている証拠ですね。

小池さんは都会的な恋愛小説からホラータッチのものまで、とても素敵な作品がたくさんあります。
(藤田宜永さんの作品はゴメンナサイ 読んだことありません!)

また素敵な恋愛小説を生み出してくださいね、新作お待ちしています。

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